2013年11月19~22日、宮城県名取市で進められる「海岸林再生プロジェクト」に四国研修センターの研修生4名を受け入れ、体験活動の場がもたれました。
防災に対する知識を深め、クロマツなどの育苗を担う「名取市海岸林再生の会」の農家の方々との交流を目的としたものです。研修生の中には2名のフィリピン出身者がおり、直前の8日、ふるさとを直撃した猛烈な台風の惨状に胸を痛めながらの参加となりました。
現地ではプロジェクトの育苗場をはじめ、被災地域の状況や国が整備した海岸林造成予定地を視察、また農家を訪問し農作業の手伝いやホームステイも体験。
被災地を初めて訪れた研修生にとって、実際に自分の目で見た町の様子や復興に向けて懸命に歩みを進める住民の姿は、強く印象に残るものとなりました。
本プロジェクトの意義についても理解を深めた研修生たちからは「活動に取り組む皆さんの、前向きで諦めない姿勢に感銘を受けた」との感想が聞かれました。