6月28日、(一財)山梨県森林土木コンサルタントとオイスカ間で、寄附に関する協定が結ばれました。甲斐市にある同法人事務所で行われた締結式には、同法人の渡邉晴夫理事長、佐久間嘉和業務部長、神宮寺孝夫総務部参与が、オイスカからは山梨県支部の井上雅雄会長および田中美津江副会長、本部から廣瀬道男常務理事が出席しました。
同法人は公益財団法人として1972年に設立され、主に山梨県内において森林土木事業の推進などによる森林・林業の振興発展ならびに環境保全に寄与することを目的とし、治山・林道の測量・設計をはじめ、近年は森林の二酸化炭素吸収量算定事業にも取り組んでいます。協定による寄附の期間と金額は114年、年150万円。同法人の一般財団法人への移行に伴う公益目的支出計画に基づくもので、主として山梨県内を中心としたオイスカが取り組む環境保全活動全般に活用されます。渡邉理事長は「我々の業務である森林土木の面からもさまざまな環境保全を行っていかなければならないと考えているが、事業の形態上、直接取り組むことは難しい。オイスカを支援することでその代わりとしたい」と経緯を紹介。廣瀬常務理事からは、山梨県支部が進める活動の説明やこのたびの支援に対する感謝の言葉が述べられました。
22世紀をも視野に入れた息の長い支援。今日まで50余年にわたる国内外でのオイスカの実績が評価され、その信頼が100年を超えるものへと結び付いたといえるでしょう。オイスカらしい有意義なものとなるよう、活動を進めていきます。