2013年4月1日

海岸林再生プロジェクト クロマツ9万本を床替移植 2年目の播種も開始

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  • 床替移植により育苗場一面が緑に

     今冬は蔵王おろしが猛威を振るい、宮城県では各地の交通機関・農業施設等が被害を受けました。「海岸林再生プロジェクト」では、第2育苗場のビニールハウスのビニールが剥がされたり、名取事務所の室内に砂が舞い込むなどの被害がありました。例年以上に気温が低く、連日の雨も重なって、クロマツ育苗作業に遅れをもたらしました。

     被災地農家をメンバーとする「名取市海岸林再生の会」は3月より実務研修を繰り返し、4月上旬から1ヵ月にわたり、昨年播種したクロマツ約9万本の床替移植を行いました。また4月20日には、新たにクロマツの播種も行いました。特に、マツノザイセンチュウ抵抗性クロマツに関しては、2年目になる今年は、早期育苗を目指してコンテナ播種を導入。続いて、広葉樹の播種(ヤマザクラ、クリ、ケヤキ、コナラ)も開始します。6月14・15日に予定されている視察ツアーでは、地元農家が「めんこい」と愛してやまないクロマツの発芽が見られることでしょう。

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