2018年3月19日(月)、林野庁補助事業途上国持続可能な森林経営推進事業の第3回セミナーが、TKP市ヶ谷カンファレンスセンターで開催されます。「森林ビジネスの可能性~持続可能な森林管理とビジネスの両立を目指して~」と題し、林産物を活用した森林ビジネスモデルなどをご紹介します。
ウズベキスタンの事例をオイスカスタッフが発表します。
<森林ビジネスへの取り組み>
森林は、木材、食糧、燃料、薬などの生産に加えて、気候変動対策など様々な機能をもっています。しかし、世界の森林は、毎年520万ヘクタール、日本の面積の約14%に等しい規模で減少していると言われています。森林保全や森林の持続的な利用は、今日の大きな課題です。
国際緑化推進センターは、森林保全や森林の持続的な利用と両立する、林産物を用いた森林ビジネスに着目しました。森林ビジネスによって、森林保全、森林の経済価値の工場や地域住民の生計向上などの多様な効果が期待されます。そのような森林ビジネスについて、森林減少が懸念される途上国を対象に、ビジネス化の可能性がある林産物の発掘、市場のニーズ把握、加工法の改善等を調査し、ビジネスモデルを提案しています。(途上国森林ビジネスデータベースBFPRO: http://jifpro.or.jp/bfpro/)
このセミナーでは、森林ビジネスに携わる/試みる企業やNGOが、森林ビジネス製品のマーケット力、ビジネス化にあたっての課題と解決策、森林ビジネスのビジネスモデルを紹介します。また、海外でのビジネスや環境保全など、森林ビジネスに限らない様々な情報を共有します。
■開催日時
日時:3月19日(月曜日)14時00分~17時00分
会場:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター ホール5C
■プログラム
開会
趣旨説明:国際緑化推進センター
森林ビジネスモデルの紹介
① マルーラオイル販売による住民参加型自然資源管理の促進(ボツワナ)
:オリエンタルコンサルタンツグローバル株式会社
② ニクジュヨウ栽培による砂漠緑化と地域住民の生計向上(ウズベキスタン)
: 公益財団法人オイスカ
③ テンカワンオイル販売によるオイルパーム農園拡大対策と文化の伝承(インドネシア)
: 国際耕種株式会社
パネルディスカッション:森林ビジネスの可能性―森林保全とビジネスの両立―
閉会
※使用言語:日本語
■産品紹介
マルーラオイル(化粧品)
ニクジュヨウ(医薬品、健康食品)
テンカワンオイル(食品、化粧品)
ココウッド(木材)
コパイバオイル(化粧品、忌避剤)
■申込
参加費無料
定員90名
申込フォームよりお申し込みください。
■問い合わせ
公益財団法人国際緑化推進センター(担当:森山・佐野)TEL: 03-5689-3450