2008年6月20日

ミャンマー・サイクロン災害 414世帯に物資を配布、今後の農業復興支援をMASと検討

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  • 村の住民にも協力してもらいながら物資を配布するセンタースタッフ(右)と研修生OB(左)
    村の住民にも協力してもらいながら物資を配布するセンタースタッフ(右)と研修生OB(左)

    6月4日~6日にかけ、現地では次回の緊急支援物資配布に向けた準備を行いました。

    6日、今後の農業復興支援にあたり、1000エーカー分の種籾(約42トン)の確保について、MAS(ミャンマー農業公社)本部と調整を開始し、翌日にはデダイのMAS事務所と、種籾配布地域の選定について調整を行いました。

    7日、デダイ・タンペッ村のアレーズゥ、アテッスゥ地区の221世帯と、トーチャイッ村の193世帯に対して米・油・にんにく・飲料水・パンなどの支援物資を配布しました。

    タンペッ村のアレーズゥ、アテッスゥ地区は、雨をしのげるだけの建物の修理はほぼ終わり、農民は田んぼの仕事を再開したいという希望を持っていますが、資材の不足に悩まされています。
    トーチャイッ村は、デダイの町から車で入れる場所ですが、主要道路から外れているために、これまで支援がほとんど届いていませんでした。もともと、農地を持たない日雇い労働者が多く住む地域のため、村人はサイクロンの被災後に仕事を失い、生活苦が深刻な問題になっています。

    支援物資を受け取って帰っていく子ども。奥には順番を待つ村人が
    支援物資を受け取って帰っていく子ども。奥には順番を待つ村人が
    修理の終わった村の家。ニッパヤシで葺いた屋根にといをかけて雨水を瓶に集め、飲料水として利用する(タンペッ村)
    修理の終わった村の家。ニッパヤシで葺いた屋根にといをかけて雨水を瓶に集め、飲料水として利用する(タンペッ村)
    雨季になると村の道はぬかるみ足場が悪くなる。物資の運搬は容易ではなく、ますます支援物資が届きにくくなる(タンペッ村)
    雨季になると村の道はぬかるみ足場が悪くなる。物資の運搬は容易ではなく、ますます支援物資が届きにくくなる(タンペッ村)
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