2008年12月9日

ミャンマー マイクロファイナンスで農家の生活改善

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    所得向上のために、オイスカの融資を得て仔豚を飼った女性(カンゾエ村)

    オイスカ・ミャンマー農林業研修センターでは、今年2月から試験的にマイクロファイナンス(小規模融資制度)を始めました。農家の農業所得向上を通じた生活安定化を目的に、オイスカが活動する中部イェサジョ郡内の13村、 214名の農民に対し、種籾や肥料、仔豚の購入資金などを低利で融資しています。これまで、返済率100%と順調です。「政府の銀行の融資では、担保として一定の所有地が必要などの制約がある。オイスカの制度は我々を信頼してくれて、手続きも簡素なので有難い」と、制度に関する感謝と今後の継続・拡大を望む声が上がっています。

    オイスカが目指す、人と自然が調和した豊かな循環型共生の「ふるさとづくり」の推進に、同事業は大きな効果があります。ただ、現在は原資を研修センターの農場生産収入等の少額資金で賄っているため、融資数も限られています。今後は日本からの支援を得て、本格的な事業へと拡大することを検討しています。

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