2011年2月19日

パプアニューギニア フランシス新所長が来日 所長職遂行に必要な研修を受講

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  • 来日研修はコスモ石油(株)エコカード基金の支援を得て行われた。同社の皆さんらと
    来日研修はコスモ石油(株)エコカード基金の支援を得て行われた。同社の皆さんらと

     パプアニューギニアのラバウル・エコテック研修センターではこれまで日本人駐在員が所長を務めていましたが、2011年1月より、稲作スペシャリストとして現地で稲作普及の一翼を担ってきたスタッフ、フランシス・トレバが新所長に就任しました。これは同センターの自立運営へ向けての大きな前進といえますが、一方で、今後は会計面も含めて、 現地スタッフが自らの責任で考え決断を下していく重責を担う時代に移ったということも意味します。 

     そこで、2月19日から3月6日にかけての2週間、フランシス所長が業務遂行に必要なプロジェクト運営、組織運営、経営手法などについてあらためて学ぶため来日し、所長研修を受けました。前半は東京にて支援者訪問、会計手法学習、プロジェクト企画立案など組織運営について学ぶマネジメント研修を、 後半は西日本研修センターにて、センターの運営方法や農業技術・知識を学ぶ研修を受けました。 

     研修後、本人から「日本で非常に貴重で有意義な学びを多く体験できた。支援企業や会員の皆さまと実際に会い、いただく資金の重みをあらためて認識できた。所長業務の重さに大きな不安を感じていたが、同じように悩みながら研修センターを運営する日本の職員とさまざまな意見を交換できたのが大きい」との報告を受けています。今後のフランシス所長の活躍に期待がかかります。

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