今年で3年目を迎える「富士山の森づくり」。5月16日から4週間にわたって行われた植林活動には、7企業・団体から約800名のボランティアが参加し、日本の象徴である富士山での植林を実施しました。指導者のリードのもとで行われた植林活動は、経験者が初心者をフォローするなどし、スムーズに作業を終えることができました。小さな子どもから最高齢はブラジルから参加した92歳の方まで幅広い年齢層の方が参加。参加者からは「富士山という特別な場所での植林は貴重な思い出になる」などの感想が聞かれました。
今年は、植林参加者に、より深くこの活動を理解してもらうために「富士山の森づくり」のパンフレットを配布し、植林場所までのバスの中で、山梨県の職員から森林についてのレクチャーが行われました。また、植林地周辺では増えすぎたシカによる植物への被害を防ぐために、シカの頭数調整が行われていますが、今回はその鹿肉を使ったソーセージも紹介されました。これらは、推進協議会に参加する企業・団体関係者の提案が形となったもので、今後も植林活動に限らず、その後の下草刈りや植林地の調査、普及・広報活動などの広がりが期待されます。