5 月20~23日、韓国のソウル特別市とハナン市でオイスカ日本・韓国女性国際フォーラムが開催されました。同フォーラムは、1999年の沖縄での第1回開催より、女性の立場から国際協力や環境問題、教育などを考え、協議してきましたが、2004年の第4回以降は開催がなく、5年ぶりの開催となりました。
21日にソウルプラザホテルで行われた式典では、初めに金太鍾オイスカ韓国総会会長が挨拶。続いて、(財)オイスカ中野利弘理事長は、「組織も多様性を高める必要があり、女性の役割強化がその鍵であること、東洋の伝統文化を生かし、女性の柔軟な発想で持続可能な社会を築き上げていただきたい」との中野良子会長の祝辞を代読しました。
式典後、韓国地域社会持続可能性推進同盟(Local Sus- tainability Alliance of Korea)のユン・セホン氏よる「世界気候変動と持続可能な開発」と題した記念講演が行われました。ナウル共和国のリン鉱石の枯渇、イースター島のヤシの木乱伐による緑の喪失と農業への影響、モンゴルの砂漠化などを例に、持続可能な開発の重要性について話されました。
最後に参加者から各支部・支局で取り組んでいる活動の報告があり、活発な意見交換が行われました。また参加者らは、交流会で親睦を深めました。
翌22日にはハナン市で環境活動を実施し、權赫雲副市長を表敬訪問した後に行われた日韓合同の記念植樹には、韓国オムロン㈱大長眞社長も参加しました。また、昼食会場にかけつけた金晃植ハナン市市長からは、「ハナン市が先頭に立って環境問題に取り組んでいきたい」との挨拶がありました。
同夜、日本からの参加者一行は、(財)世宗文化會舘李清勝社長の招待により、世宗文化会館世宗大劇場にて韓国創作舞踊劇を鑑賞。充実したフォーラムを終えて23日にそれぞれ帰国の途につきました。