毎年5月22日は、国連が定めた「国際生物多様性の日」です。毎年、共通テーマに沿って世界中で記念行事が開催されています。そのひとつに国際生物多様性キャンペーン「グリーンウェイブ」活動があります。
グリーンウェイブは、同日、世界各地の現地時間午前10時に青少年の手で、各々の学校敷地やその周辺で植樹や水やりなどの緑化活動を行い、生物多様性の保全と持続的利用の促進を趣旨とする活動です。来年の国際生物多様性年に向けた取り組みで、同活動が地球上を東から西へ順次、波のように広がる様子を「緑の波」と表現しています。
オイスカは、1991年に「子供の森」計画(以下CFP)を開始、これまでに26ヵ国4000近くの学校で実施しています。CFPでは、子どもたち自身が学校の敷地や隣接地で苗木を植えて育てながら「自然を愛する心」「緑を大切にする気持ち」を養います。同様に、グリーンウェイブでも植樹以外に植える樹種・場所・方法などを参加者自らが考えていく過程で、自然環境や生態系保全の必要性について学びます。
来年のCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)を見据えて、オイスカは環境省との連携強化を図るほか「生物多様性市民ネットワーク」にも参画しています。そのためオイスカは、地域の学校や参加グループに、植樹や手入れなどの技術のほか、緑化や有機農林業に関する啓発や講義など、専門知識を提供することが期待されています。
また、グリーンウェイブは、国内でオイスカが進める「学校林活動」の趣旨にも通じることから、中部日本・四国・西日本の各研修センターをはじめ、愛知県支部や碧南高浜・三豊の各支局で会員の方々の協力の下に、小・中・高校でヤマザクラ・コナラ・クヌギなどを植えました。さらに、フィリピン、タイ、インドネシア、パプアニューギニアなど海外では、CFP担当者の指導協力によって、現地の小中学校でマンゴーをはじめ果樹を植えるなどの緑化活動を行いました。
グリーンウェイブおよびCOP10への参加は、オイスカの理念と活動を世界中に発信する好機です。同時に今回参加・協力いただいた方々にも、オイスカの理念のひとつである環境保全を通じた人材育成や農村開発について考えていただく機会となりました。グリーンウェイブは、同日、世界各地の現地時間午前10時に青少年の手で、各々の学校敷地やその周辺で植樹や水やりなどの緑化活動を行い、生物多様性の保全と持続的利用の促進を趣旨とする活動です。来年の国際生物多様性年に向けた取り組みで、同活動が地球上を東から西へ順次、波のように広がる様子を「緑の波」と表現していす。