2019年7月1日

マレーシアからの技術研修生を受け入れ KPD/オイスカ研修センター指導員が 静岡で農業機械の技術習得

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    マレーシアのサバ州にあるKPD/オイスカ研修センター(以下サバセンター)では、同州全域から80名ほどの若者が集まり、規律ある集団生活を送りながら農業研修に励んでいます。KPD(サバ州農村開発公社)とオイスカが共同で運営する同センターを担うスタッフの多くは、訪日研修を経て帰国したOBたち。その中の主に稲作を担当する指導員3名が4月12日に来日し、静岡県支部賛助会員である土屋康夫氏が経営する土屋ライスでの研修に入りました。
    オイスカは、サバ州農業・食糧産業省と協約を結んで活動を展開しており、サバセンターでも9haの水田を有し、稲作研修を行っています。マレーシアでは米を主食としているものの、オーストラリアや韓国からの輸入に頼らざるを得ない現状があり、政府は長年にわたり増産のための技術改良を重ねてきました。サバセンターでも、稲作の技術向上および増産を目指す取り組みの一環として、田植え機の導入を決定。今回の研修は、指導員らの技術習得を希望する同センターから要請を受けた本部が、今年の初めに土屋氏に相談し、受け入れを快諾していただいたことで、実現しました。
    育苗から田植えといった作業が最盛期となる4月から6月にかけての約2ヵ月半、3名は土屋氏の指導のもと、田植え機のメンテナンスを中心に、育苗や苗の植え付けなどを幅広く学び、6月28日に帰国しました。今後は、センターで研修生の指導にあたり、地域の米の増産に向けた取り組みに従事する予定です。

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