2月23日、西日本研修センター(以下、センター)にて、2018年度海外研修生の修了式が開催され、オイスカ会員や地元支援者ら約200名が見守る中、11の国、地域の研修生17名一人ひとりに修了証が授与されました。
中でもマリア・フェルナンダ・フェルナンデス・ゴメスは、メキシコから初となる正規の研修生の一人。オイスカ・メキシコ総局のホセ・マーチン会長は、若者の精神的な育成と自発的な活動を推奨しており、かねてより農業指導だけではなく、心も鍛えることのできるオイスカの訪日研修に期待を寄せていました。過去にも、短期研修生の受け入れを実施しましたが、さらにレベルアップした人材育成を行いたいという会長の思いを受け、2名の訪日研修が実現しました(うち1名は四国研修センター入所)。
センター副所長の豊田敏幸は「初めて受け入れる国なので不安な面もあったが、彼女の持ち前の明るさと何でも前向きに取り組む姿勢は、 常に周囲の人々に対し元気を与えてくれた」と、熱心に研修に取り組んだマリアを評価。今月8日には、新たに同国から2名の研修生が入国するなど、マリアの努力が次の研修生の受け入れへとつながっています。
マリアは帰国後、自ら野菜栽培や養鶏の普及を行う傍ら、オイスカ活動の推進を行う予定となっており、今後訪日研修が続いていくことで、同国の若者による農業、環境活動の活発化が期待されています。